精密な計測を一日最大*100haこなします。解析は全立木・地形が対象です。解析結果は森林の資産価値や森林経営計画の基本情報として活用いただけます。
これらの情報は林業のICT化、労務低減といった日々の業務への貢献のみならず、カーボンニュートラル取り組みへの基本情報として今後ますます価値が高まっていきます。
*天候や地形及びフライト回数によって計測範囲が変わります。
低く、長く、広くの3拍子をヤマハの無人ヘリと最新鋭のレーザーのコンビが初めて実現しました。計測地の上空を自動で折り返し飛行することで同じ木・場所に異なる角度からレーザを複数回照射します。結果:数千点/㎡の点群が得られ、鮮やかな解析につながります。
樹種(スギ、ヒノキ、マツ、その他)界をオルソ画像から判別し樹種界図として区分します。こうして作られる樹種界図から先人の方々の思いが、あるいは皆様方のご苦労の結果がはっきりと見えるようになります。山主様の意向確認のための判断材料としても有効です。
一目で施業が必要な場所(密な森)が確認できます。その中から客観的かつ倫理的に優先順位をつけ施業計画に落とし込む事が出来ます。高密度な個所を赤色で表示、適正な個所を薄い黄色で、疎な場合は青色で表します。収量比数、樹冠長率も別途対応します。
全立木(主に針葉樹)を対象として1本ごとに位置、樹高、胸高直径、材積、樹種及び樹種区分を表示します。特定のエリア(林班、小林班等)単位での表示が可能です。また例えばスギ・胸高直径30cm以上・樹高30m以上、という条件を満たす立木の検索が可能です。
樹頂点から30m~50m上空を飛行しながら撮影した写真を以ってオルソ画像を作成します。鮮明な画像からは樹種や樹種界といった施業に必要な情報が取得できます。松枯れや風倒木の被害状況の確認も可能です。
森の上を低空飛行して得られた高精細CS立体図 (1m/50cm/25cmピッチ)は必要な情報、見たいものによって使い分けができます。古い路網が発見された事例もあります。治山・防災情報としてもお役に立ちます。
地形の傾斜角度を色で表現し地形全体の傾斜状況を可視化します(平地は緑色>黄色>橙色>赤>黒の順で傾斜がきつくなる)。路網設計・敷設や重機の配置、木材の搬出計画作成のための基本情報としてお役に立ちます。
令和「2年度、静岡県山林協会の林業イノベーション推進支援事業により、春野町内で小型無人ヘリによるレーザ計測を実施しました。
今回、小型無人ヘリレーザ計測成果を活用して、林業専用道石切線の利用区域内で木材生産適地を抽出し、林業専用道石切線から生産適地までの作業道を計画したので報告いたします。
公式HPはこちら⇒ 静岡県/静岡県森林・林業技術研究発表会
また、ページ下部では発表会の動画を「年内限定で公開」しております。
実際の活用事例を報告しておりますので、ご確認ください!
北海道北見市。深い森には、かつて豊かな天然林がひろがっていた。100年先の音楽、100年先の楽器に思いを馳せ、歩いて森を調査する。「広大な森林を知る方法は、果たしてこれだけなのか」。上空からレーザー照射で計測する産業用無人ヘリコプターが、北見の空に飛び立った。