自然再生・地方創生を基本理念に、携帯圏外でも利用可能な独自の長距離無線規格「GEO-WAVE」を活用したIoT通信事業を全国で展開。携帯圏外で活動する林業従事者の非常時のSOS発信やチャットコミュニケーション、林業機械の位置情報共有・運行管理などを可能にする「GeoChat」等、各種無線製品・サービスを開発提供しています。
フォレストシーのIoT製品・サービスは、独自に開発された無線規格「GEO-WAVE(ジオウェイブ)」によって支えられています。GEO-WAVEは、LPWAの中でも陸上移動局無線に区分される920MHz/250mWという高出力規格のため、20mW以下の特定小電力無線に属する他のLPWAと異なり、山間部の険しい地形でも回り込みや反射といった電波特性を活かしてワンホップで遠距離通信を実現します。中継機能にも対応しているので携帯圏外でも手軽に通信エリアを広げることができ、双方向通信によって利用者のコミュニケーションや機器の遠隔制御等を可能にします。
自営の通信インフラだからこそ、省電力で動かせることが大切になってきます。フォレストシーの自営通信インフラは省電力で動かせるため、ソーラーバッテリーで稼働できます。日常の見守りや安全管理はもちろんのこと、災害時に停電が起きても止まらずに通信ができるので、迅速な救助活動、安否確認などに利用できます。
久万高原町は急峻な山と谷が連なる四国山地に位置する愛媛県最大面積の町で、その90%が森林であることから、携帯電話の電波が繋がりにくい地域が点在しています。そこで、GeoChatによる事故の際のSOS発信、GPSによる正確な位置情報の把握に加え、防災目的の水位情報や地滑り監視、鳥獣害対策、農業IoT、高齢者の見守り、不法投棄対策などへの活用も見据え、「町まるごとIoTネット」を掲げGEO-WAVEをご採用いただきました。